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子供の健康のために「食事」

幼児期は、体の活動が活発になるとともに、発育も盛んな時期です。
「お受験」を、元気に、たくまくし乗り切るためにも、健康な体づくりは大切です。

幼児期は、離乳食から離れ、味覚を育てる大事な時期です。
幼児期の食べ物の好みは、その後の食生活に影響することが多いので、なるべく多くの食品に慣れておくことが大事となります。
このような食事を味わいながら、子供は、味、におい、歯ごたえ、温度など、口の中の感覚を通じて脳を刺激していくことになるのです。

この時期は、やはり白米を中心として、いろんなおかずを食べられる習慣をつけたいものです。
しかし、幼児期の味覚は、大人の2倍です。
濃い味付けにして、習慣にしてしまうと、小中学生で、糖尿病や高血圧などの生活習慣病になってしまうので、注意が必要です。
味付けは、薄味で、素材のうまみを引き出し、味の違いを経験させることが大切なのです。
また、白いご飯に、いろんなおかずを食べていると、いろんな歯ごたえのものを食べることになります。
よく噛む習慣がつくのです。
よく噛むことによって、唾液が出ます。
唾液には、食品に含まれる有害物質の毒性を抑えたり、活性酸素を消したりする働きがあります。
噛む習慣がつけば、あごもよく発達し、永久歯に生え替わるとき、歯並びが綺麗になり、しかも生活習慣病にもかかりにくい体質になると言われています。
何より、噛むことによって、脳の働きがよくなると言われていますよね。

では、どのようなバランスで、食事を作ればよいのでしょうか。

子供は、身体の割にたくさんのエネルギーやタンパク質を必要とします。
3〜5歳の1日の食事構成(数字は1人あたりのg数)を次のようなバランスにしてみては、いかがでしょうか。

・血液や筋肉をつくるタンパク質性食品
乳類 400g
卵類 50g
肉類 50g
豆類 5g

・ビタミンやミネラルを供給する食品
野菜・果物・海草類 300g

・エネルギー源となる食品
穀類・芋類 210g
砂糖類 20g

・エネルギーとビタミンを供給する食品
油脂類 20g

幼児は、大人に比べると多くのエネルギーとビタミンや各種のミネラルを必要とします。
消化・吸収能力が十分でないため、1回の食事で摂取できる量は少量です。
3度の食事では、十分に摂取できない栄養素を補給する意味で、間食も大事になってきます。
間食は、3度の食事に影響が出ないように、1日のエネルギー摂取量の10〜15%程度にしましょう。
毎日決まった時間に1日1〜2回与えるのが望ましいようです。

必要な栄養素の補給という意味からも、市販のスナック菓子や清涼飲料水などに偏らず、カルシウムやたんぱく質を含む食品を選択するように心がけましょう。

しかし、偏食になってしまっては、困ります。
日常摂取している食品は、家庭や地域によっても、ある程度偏りがあるがの普通です。
しかし、食品の好みによる偏りによって、食事全体の栄養的なバランスがとれず、健康への影響が心配されます。
現代のように様々な食品が豊富にある場合は、ある食品を食べない場合は他の食品から、必要な栄養素を補給することも可能となります。
あまり神経質にならず、他の食品から栄養はとれると、なるべく、無理強いせずに、気長に子供と向き合いましょう。
魚のように小骨があるため、食べにくいものは、食べやすいように調理や味付けを工夫すると良いでしょう。

幼児期の食事の仕方によっては、糖尿病、胃潰瘍、狭心症、心筋梗塞、動脈硬化などの生活習慣病につながる場合もあります。
現に、コレステロール値や中性脂肪値が高い高脂血症児が増えています。

お受験だから、食事くらいは好きなものを…、というのでは、いけません。
幼児期に、味覚が決まります。
大きくなってからの病気につながることもあるのです。

バランスの良い食事、そして、なにより楽しく、おいしい食事体験を積んでいきたいものです。



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