偏差値50以下のための塾
伸びしろが大きい偏差値中位の子供。
可能性を引き出してくれるのはどこでしょうか?
ますます加熱している中学受験ですが、現在関東では大手進学塾の生徒囲い込みが進み、ここに巻き込まれないようにするのは容易ではありません。
特に成績が中位、下位の子供の場合、周囲の評判に踊らされずに、その子に合った塾を選ぶことが大切です。
あえてワンランク下げた志望校選びや、塾のクラス替えなども検討してみる必要があるでしょう。
大切なのは「わが子に劣等感をもたせない」「勉強嫌いにさせない」ことです。
また、中学受験は、合格することだけが目的ではありません。
受験を通して家族の会話が増えたり、子供も頑張ってよかったという達成感や喜びのある経験にできれば素晴らしいと思います。
おっとりした子、競争が苦手な子、今はまだ勉強する意味が十分にわかっていない子など、その子の持ち味を大切にした中学受験であることを祈るばかりです。
では、偏差値50前後の子供が中学受験を通して、いい経験を積むことができる塾はどんなところでしょうか。
別の項でお薦めの10の塾をまとめて紹介していますが、数ある塾の中からなぜそれらを選んだのか、理由は次の4点です。
1.地域密着型の、
小規模だが保護者に信頼されている塾
2.大手塾だが、比較的面倒見がよく、
無理な詰め込みはしない塾
3.個別指導塾
4.ユニークな方針で、「生きる力をつける」
「将来メシが食える大人にする」など、
教育に理念をもっている塾
生徒数が1万人を超える塾もあれば、中学を受験する子が10人程度という小規模塾もあり、単純に比較するのは難しいのですが、面倒見がいいという点は共通しています。
「I.P.S」「大原予備校」「アントレ」「エデュコ」は、地域密着型塾で、いずれも2教室しかありません。
それでも、中学受験を明確に打ち出して成果を上げています。
1教室しか持たない「イクエイ学習研究会」は、補習や高校受験も手がけていますが、中学受験クラスもあり、少数とはいえ毎年中堅校に確実に合格者を出しています。
これら保護者に評判のいい地元塾は、元大手塾講師が経営するところが多く、経験が豊富で、一人ひとりの子供をよく見てくれるのが特徴です。
「わが子を大切にしてくれる」という視点で選ぶと、こうした塾のよさが見えてきます。
ただ残念なことは、大手塾とは違い、大々的な広告をしているわけではないので、見つけるのが困難な点です。
探すにはクチコミに頼るしかありません。
中学受験をした先輩ママに聞いてみるなど、小まめな情報収集が必要でしょう。
「市進」は大手塾ですが、カリキュラムに無理がなく、宿題などの負担が大きくならないよう配慮しています。
「夕食までに家に帰れる」ことを理由に選んだ保護者もいます。
「栄光」も大手塾ですが、少人数制でアットホームが売り。
自習室にも先生がいて、指導してくれるので安心です。
習い事と両立させたい、大手塾についていけないなどの理由から、個別指導塾の人気が高まっています。
その代表格が「トーマス」です。
進学実績の高さは抜群ですが、けっして安くはないので、講師の選択や授業の進み具合などよく相談して上手に使いたいものです。
「エポック個別指導会」は、不登校や発達障害の子も受け入れるなど、独自の理念に基づいた塾。
先生1人に生徒2人の指導が特徴です
「花まる学習会」は、将来どういう大人に育っていったらいいかを見据え、野外活動や算数教室に力を入れています。
「将来メシの食える大人」に育てることが、「花まる」の目的です。
まだ中学受験の実績はそれほどありませんが、今後の動向に注目しています。
どの子がどこで伸びるかは、誰にもわかりません。
達成感や喜びのある中学受験を経験するためにも、現代の子に必要な力を真剣に追及する「エポック」や「花まる」のような塾があることも心に止めておいてほしいと思います。
足で探す地元密着型か、アットホームな大手塾か、よく検討して選びましょう。