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浜学園:システマチックな厳格指導

“元祖!熱血塾”
1959年開設の「英語・数学塾」が前身。
兵庫、京都、愛知、和歌山、奈良、大阪で25教室を展開。
6年後期には志望校別にコースが細分化。
日曜に開催されるよりきめ細やかなカリキュラムも魅力。

俗に「馬にくわせるほど」と形容されるほどの膨大な勉強量を子供に課す関西の塾。
その特徴は、「熱血」の二文字に象徴されている。
講師・生徒が鉢巻姿で気合を入れる授業風景や受験会場での競い合うようなシュプレヒコールはもはや名物です。
その「熱血塾」の筆頭が「浜学園」と「希学園」。

希学園と比べて、比較的ソツがないのが浜学園。
講師はアルバイトが中心ですが、1,000人の応募者の中から1年かけてテストと実地訓練で篩にかけ、最終的に残った40人程度しか教壇に立てません。
強烈なカリスマ講師ではなく、塾のシステムそのものをアピールしているため、教室や講師に当たり外れが少ないほうです。

「神女志望なのに6年生になっても灘中向けの算数ばかりやらされて、本当に合格できるのかと心配でした」と、希学園に在籍しながら神女向けのとても充実した講座がある浜学園の特訓生になった生徒もいます。
「過去問題対策など情報も多く、神女出身の先生もいたのでとても安心できた」「希は確かに成績は上げてくれましたが、受かるための勉強を教えてくれたのは浜学園ですね」というのは生徒の母親。

灘中学に合格した受験生の父親は、浜学園を「親身になって相談に乗ってくれるとか、家庭的というイメージとは対極。良くも悪くも企業的」と評価する。
「男子なら灘、女子なら神女。浜の目標は明確です。合格者数を成果目標に、“仕事として”教えてくれる」ともいいます。
当然、両校合格を目指すためのノウスウの実績は半端ではない。

灘への拘りの強さを示すエピソードとして、志望校を灘から下げようと塾に相談したが、「絶対にダメ」と一蹴されたという生徒の話も耳にしました。

浜の対策によって灘に受かった受験生は、「浜の先生は、どんな質問にもその場で答えてくれます。『後で調べておくからね』なんてことは一度もなかった」と、精鋭講師陣の有能さを称えたうえで、「でも、なかなか質問できない子はついていくのが大変だったかもしれません」と冷静な評価を下します。
こちらから質問するなどの働きかけをしない限り、成績が下がったとしても、救いの手をのべてくれることはないのだと言います。

老舗の強みを生かしたデータ蓄積をもとに志望校ごとの対策がシステム化されている浜か。
熱き講師陣のもと、一人ひとりに弱点対策を講じてくれる希か。
夏を前にして、すでに熱く盛り上がるコテコテの関西流受験。
カリスマ講師の情熱指導か、システマチックな厳格指導か、わが子を導いてくれるのはどちらの塾なのでしょうか。

<合格実績>

(単位:人) 2005年 2006年 2007年
65 77 67
東大寺 81 54 75
洛南 62 81 66
神戸女学院 48 58 49
四天王寺 54 68 55
西大和学園 184 86 109

多くの学校では、関西の王者2塾が抜きつ抜かれつの混戦模様。
受験当日の、各塾の応戦合戦を髣髴とさせる。
一瞬たりとも気が抜けない両陣営の緊張感が数字の上でも明らか。
関西トップ校、灘の合格者実績では、一時希学園が抜いたが、ここ数年では浜学園が首位となっている。

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