私立中学 学費の分析
私立学校は、やはり、お金がかかります。
文部科学省の平成16年度「子供の学習費調査」の「学校種別の学習費」によると…
学習費総額
公立学校 468,773円
私立学校 1,274,768円
私立学校は公立学校の約3倍になっています。
その内訳は次の通りです。
学校教育費
公立学校 132,603円
私立学校 956,233円
学校給食費
公立学校 36,701円
私立学校 3,100円
学校外活動費
公立学校 299,469円
私立学校 315,435円
公立学校で、お金がほとんどかからないのは学校教育費の授業料と寄付金、通学費です。
公立は、その自治体の運営になりますので、授業料は免除されます。
また、学区内の学校へ行きますので、通学費も保どんとかかりません。
修学旅行費、PTA会費、学校納付金、教科外活動費、図書費は、私立学校は公立学校の倍以上を学校に納めています。
学校外活動費も私立学校の方が、若干高くなっていますが、あまり差はないと言っていいでしょう。
公立の方がお金がかかっている補助学習費(学習塾)と学校給食費です。
私立学校には、給食はほとんどありませんから、お弁当か学食ということになります。
補助学習費は公立学校がかかっているのです。
公立中学校へ行くと、高校受験があります。
受験のために、塾に通うことによって費用がかかっているわけです。
塾代とその交通費、教材費でしょうか。
約50万くらい公立学校の方が高くなっています。
私立学校に行くと、高校受験がないわけですので、高校受験のために塾にいっていないということです。
でも、家庭教師費は、私立学校の子供の方がかかっています。
塾に行くまでもないが、学校の勉強の補助的なものとして、家庭教師をつけている、というところでしょうか。
最近は、公立学校でも中高一貫校を開校する学校がいくつかあります。
授業料もかからず、高校受験もないとなれば、人気が出てくるのは当然のことと言えます。
私立学校としては、それに対抗する処置として、学校納付金の値下げです。
近年、初年度納付金を値下げ、据え置きの学校が増えています(値上げしている学校も当然あります)。
また、授業料や入学金を免除する特待生制度などを用意する学校もあります。
これらの制度を使うことによって、かなり出費は抑えられます。
東京都の平成19年度都内私立中学校の学費についての発表によると(2006年12月 特区事業認定校178校)
授業料の平均 436,256円
入学金の平均 253,746円
検定料の平均 22,075円
この金額はあくまで平均ですので、その金額にもかなり幅があります。
初年度納付金と寄付金、学校債の合計額上位校
1 玉川学園中学部(国際学級) 2,060,000円
2 成蹊(国際学級) 1,700,000円
3 慶應義塾中等部 1,693,390円
高いところは、高いです。
初年度納付金総額(寄付金は含まない)の一番低い学校は、サレジオ中学校の500,000円です。
玉川学園の約1/4です。
怖いのは寄付金でです。
どのくらい納めると良いのか、とても不安になります。
たいだいの家庭では、最適寄付口数を寄付するようです。
しかし、それは、学校に聞いてみるか、保護者同士で連絡を取り合ったりする方がよいでしょう。
寄付金・学校債が高い学校
【500,000円】
聖心女子学院中等科
【寄付金50,000円+学校債300,000円】
慶應義塾中等部
【300,000円】
暁星、学習院中等科、立教池袋、武蔵、女子学院、普連土学園、学習院女子中等科、立教女学院、早稲田大学系属早稲田実業学校中等部、成蹊
私立学校はお金がかかります。
かかるお金は、馬鹿にはなりません。
しかし、お金のことは、あまり子供には言いたくないです。
いえ、できれば、お金のことを言わないください。
受験生に、お金のことで煩わせたくないというのもあります。
ましてや中学受験です。
お金のことで制限させるのではなく、夢を持って、純粋な心で、行きたい学校を目指してほしいのです。